第1号議案全文掲載                                                                                                                                     第3号議案全文掲載

令和3年(2021年)度事業活動報告

はじめに

 特定非営利活動法人大阪区民カレッジ(以下「OKC」と称す)第9期は新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」と称す)禍中、大過なく終了することが出来ました。 受講生、講師、カレッジ運営者の真摯な対応と大阪府、大阪市並びに関係諸団体のご支援の賜物であります。感謝いたします。

 

 今年度は年初よりコロナが広がり、「緊急事態宣言」は延長含め2度(*)発出されました。

コロナ感染者数は増減を繰り返し、収束の見通しは立っていません。「緊急事態宣言」期間中は休講とし、2度目の「緊急事態宣言」が終了した10月より代替講義を実施しました。

また、感染予防を第一とし、一同に会する入学式は2部制で実施、修了式は各校別で開催し、合同行事は中止としました。 代替講義に伴い教室の確保、カリキュラムの変更等余儀なくされましたが、各位のご理解、ご協力により、滞りなく修了いたしました。

一方、コロナ対応費用等も多額にのぼり収支は欠損となりました。

*緊急事態宣言期間①4/25~~6/20、②8/2~9/30

 

基調報告

 1.令和3年度、感染予防対策を第一とし、定員は中央校、北校、城東校、西校各40名、東成校、天王寺校、みなと校は

          30名にて計250名の受講生を迎え入れました。

 2.カリキュラムの進行並びに講義は、24回実施し(一部23回)、校外学習、社会参加活動の大半は中止となりました。感染防              止上、人と人との間隔を空ける、会話の控え、直行直帰の勧めなど、受講生間や運営者とのコミュニケーション不足が否              め ませんでした。

 3.感染防止対策のため、教室は広い会場への変更、ソーシャルディスタンスをとっての講義、マスクの着用、検温管理、消           毒対応、換気などを実施しました。

 4.入学式後すぐに「緊急事態宣言」が発出され休校としました。休講期間中は受講生へOKCの案内、各校の案内などを適宜           発行し、連携を保ちました。

 5.講義、教室の変更、受講生との連絡ほか休講、感染予防関連費用が予算より増加し、損益は欠損となりました。

 6.各校は大阪府のシルバーアドバイザー(以下「SA」と称す)養成校と承認。SA申請者(過年度受講生)10名全員が大阪府知事            からSA認定証が授与されました。

 7.来期の受講生募集は定員を40名とし、例年どおり10月より募集を開始しました。

  応募者多数により、入学者総数は306名となりました。

 

I.事業運営

 1.会員数(令和4年3月31日)

    正会員46名 賛助会員88名

 

 2.運営活動

<総会> 第8回通常総会‥・緊急事態宣言期間中につき書面による総会

 日 時:令和3年5月16日(土曜日)午前10時~10時40分

 場所:大阪市教育会館会議室(6階)(大阪市中央区法円坂1-1-35)

 議事:第1号議案     (1)令和2年度事業活動報告承認の件

          (2)令和2年度活動決算報告承認および監査報告承認の件

    第2号議案 新任理事2名承認の件

    第3号議案     (1)令和3年度事業活動方針報告の件

          (2)令和3年度活動予算報告の件

     第1号議案、第2号議案は承認。第3号議案は報告。

 

 

<理事会>:議事(審議事項、報告)のほかDR会議等の報告など適宜行った。

 

第1回 令和3年4月24日

審議 (1) 緊急事態宣言中(4/25~5/31)は休講とし、その間の対応は理事長に一任:承認

        (2 ) 第4回通常総会議案の件:承認

報告・ディレクターマニュアル一部修正・SA申請ほか

 第2回 令和3年5月24日

審議 (1) 緊急事態宣言中(6/1~6/20)は休講とし、その間の対応は理事長に一任:承認

          (2)  副理事長互選一中原富夫就任:承認

第3回 令和3年7月30日

審議 (1) 令和4年度受講生募集要件:承認

         (2)  文書管理規定:承認報告・危機管理マニュアル一部修正ほか

第4回 令和3年9月24日

審議(1) 緊急事態宣言中(~9/30)は休講とし、その開の対応は理事長に一任:承認

        (2) 子ども夢基金」など助成金申請:承認

報告 募集冊子配布予定ほか

第5回 令和3年11月26日

報告・受講生募集状況(城東校・36名、東成校・25名、みなと校・32名、他4校は満員、計269名。内新人107名。

       ・助成金事業の進捗状況

       ・SA審査一大阪府へ申請(10名)ほか

 第6回  令和4年1月28日

報告・受講生応募状況(東成校32名、他校は満員・「子ども夢基金」行事予定

   ・ホームページの編集・SA認定証取得者へのアンケート集計結果ほか

 第7回  令和4年3月25日

報告・令和4年DR体制、新任DR紹介、退任者挨拶

     ・令和4年度スケジュール概要

     ・入学式次第当日スケジュール、役割分担ほか

<ディレクター(DR)会議>

令和3年― 5/18、6/26、7/17、8/21、9/18、10/22、11/26、12/24

令和4年-1/28、2/25、3/25

 情報共有を図り、各校の課題を話し合い、カレッジ運営の向上に努めました。

 休講、代替講義対策、コロナ感染防止対策など、共に課題に取り組みました。

  

<DR研修会>

 令和4年-2/25

  新任DR研修を実施。カレッジ設立主旨、DRマニュアル、校則等を学びました。

<カリキュラム・募集委員会>

   令和2年-7/17、8/21、9/18

  ① 代替講義による今期カリキュラム(含む講師、教室)の調整を行いました。

  ② 来期のカリキュラム作成はコロナ禍中、未確定な要素もありますが、第1次案を

   6月までに仕上げました。

  ③ 大阪府SA養成講座を申請し、全校SA養成校と承認されました。

  ④ 9月初旬には募集冊子が出来上がり、9月中旬より配布(1万部)開始しました。

   OFC、コーダイグループ、行政機関、大阪市コミュニティ協会、大阪市社会福祉協

   議会ほか各方面にご協力いただきました。

  ⑤ 特定校への応募者が多数にて抽選となりました。今後の課題を残しました。

3。事業内容

  <実施カリキュラム‥・休講につき当初予定を変更し代替カリキュラムに対応>

  ○ 中央校  令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ 北校   令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ 城東校  令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ 東成校  令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ 天王寺校 令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ 西校   令和3年度実施カリキュラム添付

  ○ みなと校 令和3年度実施カリキュラム添付

 

<校外活動、社会参加活動等>

  ① コロナのため、各行事の大半は中止され、実践活動は出来ませんでした。

  ② 大阪国際女子マラソン、大阪国際マラソン、中央区:中央区民まつり、中央区子どもまつりにボランティア参加しました。

  ③ 「子ども夢基金」助成金を受けて、3月25日、中大江小学校で実施しました。

 

4. 環境整備

  ① コロナ感染防止対策に用具、器具の環境整備をおこないました。

  ② 事務所は教育会館より直接賃借となり(旧高大より)、郵便ポストも新設しました。

  ③ 事務処理の平準化、入出金などの合理化を推進しました。

   ④ 全校のホームページの立ち上げ支援を行い、内容の充実を図りました。

 

 

 

令和4年(2022年)度事業活動計画

○ はじめに

 

 大阪区民カレッジ(以下「OKC」と称す)は創設後10年目を迎えました。地域密着カレッジは大阪府下に延伸し2016年大阪府民カレッジ(以下「OFC」と称す)を設立。今期、OKCは7校、OFCは13校に拡大して、計20校に成長しています。関係各位のご努力、ご支援の賜と感謝しています。昨今、グローバル化、デジタル化、少子高齢化社会がますます進む中で、時代の変化に対応して行かねばなりません。次の10年に向かって進む時でもあります。

 新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」と称す)はワクチンの接種者も広がっており、感染防止、重症化リスクの軽減など進んでいますが、感染者の高止まりが見られ収束の見通しは立っていません。感染予防対策で社会生活の制限などが継続されており、心身ともに疲れがみられます。 このような時代こそ、お互いに分かり合える、助け合えることが大切になっています。 地域に密着したOKCの重要性は増しています。仲間作り、学び、実践を通じて、長年培われてきた知恵、経験、その豊かさを活かし、私達の住むまちを仲間と共に盛り上げていきます。これらが私たちの生き甲斐つくり、健康づくりとなります。

 令和4年度も大阪府シルバーアドバイザー(以下「「SA」と称す)養成校と全校承認されました。OKCの修了生は、地域活動を推進するボランティアとして大阪府内で活動実績を申請することで大阪府知事よりSAの認定証が交付されます。

 

○ 活動方針(令和4年5月13日現在)

 コロナ禍中、地域密着カレッジOKCの受講希望者は増加しています。 開校に当たっては、健康第一とし「感染源を絶つ」「感染経路を絶つ」をより徹底し、互いに安心して活動できるように対応します。

 1.安心安全な教室環境を確保し、感染防止に努めます。3密(密着、密接、密閉)を避け、体温管理、マスク着用、消毒液配置、手洗い、うが             い励行、黙食、寄り道をせず直行直帰など、お互いに安心して活動できるようにしていきます。

     2.  令和4年度の受講生は306名(定員280名)です。コロナ禍中、予想外の出費も考えられ、収支に含みを持たせました。

     3.  講義日数は24日です。 今後の感染状況によっては休講やカリキュラムの変更もありえます。変化に対応出来るよう受講生、講師、運営             者 共々努めます。

   4.  理事会、ディレクター会議等の内容を峻別して各々の会議を充実させます。

    5.  人材育成と財務の健全化は必須要件です。ボランティアにおける成長を通じて、次期を託す人材の発掘、育成につとめます。

    6. 0FC、コーダイグループと連携し、情報交換、交流を活発化します。

 

○ 教務部

 1. 振り返りシート等を参考にして、環境の変化に合わせ、カリキュラムを楽しい意義ある内容に向上させ、また、学習環境の向上に努めま              す。

 2. ふれあいまつり(合同)を11月14日に企画中、受講生間の交流を図ります。

 3. 各校間の情報共有を促進し、ディレクター(以下「DR」と称す)会議や役割担当者会議など適宜に開催し、クラス運営と講座の充実を図りま            す。

 4. 校外活動、社会参加活動は安心・安全第一として対応してまいります。

 

○ 総括部

 1. 業務の見直し標準化と無駄を省くことを通じコスト意識を高め、財務の健全運営を図ります。

 2. 0KCの理解を深め、会員、賛助会員を募り、財務の強化につとめます。

 3.  10年を振り返り、10周年記念誌を作成します。

 

ロ カリキュラム委員会

 1. 社会の価値観の変化に遅れないよう情報収集と受講生とのコミュニケーションを高め、時代に合ったカリキュラムの設定を行います。

 2. まち歩き、地域の歴史文化に造詣の深い講師の発掘をおこない、魅力ある講座構築をおこないます。

 

□ 募集委員会

 1 応募状況やアンケート等による応募動機を把握し、期待を満たすように取り組みます。

  2. 令和4年度受講生募集結果を分析し、募集冊子の重点配架を通じて、募集冊子の削減を行います。

 3. 募集要件は時の変化に対応して、再検討をすすめます。

 4. 募集冊子(要項)は9月中旬までに作成し配布。 10月から募集を開始します。

   重点地域へは講座説明会、チラシなどを通じて、募集活動を強化します。

 

ロ ホームページ(HP)委員会

 1. 各校のHP作成が定着し、各校の情報共有と活性化を図れる取り組みを行います。

  OKCの情報をタイムリーに掲載し、カレッジの活用に活かします。

 2.  HPでの受講生応募も30%を越えてきており、広がりが期待できます。

 

ロ シルバーアドバイザーの養成、資格取得(認定証)を進めます。

 1. 認定証取得者は約260名です。活動実績などのアンケート結果を分析し、情報の共有化を図り、地域参加活動の連携を進めます。

 2. SAの趣旨の理解を深める活動を進めます。

  

□ 助成金事業「子ども夢基金」の申請・受理されました。地域との交流を進めます。