日 時; 2025年(令和7年)5月24日(土) 午後1時15分 ~ 午後2時15分
場 所: 大阪市中央会館 第1・2会議室 (大阪市中央区島之内 2-12-31)
= 次 第 =
1.開会の辞:渡邊 耕平 理事長 挨拶
2.出席者数:正会員57名 出席者:53名(うち 書面評決者24名) 欠席者4名
3.議長;曽我 一郎 議事録署名人:小山 健二、 佐藤 哲、 書記:高石 和子
< 承認事項 >
第1号議案
2024年度事業活動報告、活動決算報告及び監査報告 ― 承認
第2号議案 役員選任承認の件 ― 承認
第3号議案 新居合同税理事務所と顧問契約について ― 承認
第4号議案 ボランティア活動保険加入について ― 承認
<報告事項>
1. 閉会の辞:渡邊 耕平理事長 挨拶
第 1 号議案
令和6年(2024年)度 事業活動報告
○はじめに
平成6年は能登半島の地震に始まった不安の年で、夏は猛暑に苦しみましたが、北陸新幹線が「金沢」 ― 「敦賀」間が延伸開業となるなど明るい話題もあり、20年ぶりの新紙幣発行に興味をひかれた一年でした。
特定非営利活動法人「大阪区民カレッジ」の第12期は新規に平野校を開設し9校となり、新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同じ5類に移行後も感染防止を第一とし、安心・安全なカレッジに務め大過なく一年間の授業を終了することが出来ました。
また、諸物価が値上がりする中、決算書にありますとおり順調に事業を進めることができ、ひとえに受講生・講師他ディレクターの真摯な対応と大阪府、大阪市並びに関係諸団体のご支援の賜物であると感謝いたします。
○基調報告
1.令和6年度は平野校を新規開校し全9校となり、定数未達校もありましたが375名の受講生をお迎えしました。そして、長期欠席者を除き無事修了された方の数は368名でした。
2.新型コロナウイルス感染症もインフルエンザと同じ5類に移行しましたが、感染防止を第一とし、安心・安全なカレッジの運営に務め一昨年と同様に24回の受講を実施し、大過なく一年間の授業を終了することが出来ました。
3.各校は大阪府の「アクティブシニアがあふれる大阪事業」の一環であるシルバーアドバイザー(以下「SA」と称す。)養成校として本年も承認されました。
4.コロナがインフルエンザ並みの扱いとなったことを踏まえ、開催されていなかったSA認定証授与式を「ボランティアフェスタ」と名付け開催し、当区民カレッジの前年度修了生34名に認定証を授与しました。
5.新規に開校しました平野校を含め全9校となった本年、全校を受講制覇された方が4名おられ、修了式の場で受講生の方々にご披露いたしました。
6.次年度の受講生募集にあたり、昨年度まで依頼していた印刷会社が廃業したため新規に印刷会社を模索し、コーダイと同じ会社へ依頼しました。
7.大阪市教育会館が旧館の南に新築移転したため、当カレッジの事務所も新館6階に移転しました。
8.令和7年度の受講生募集は各校定員を44名とし、例年どおり10月より募集を開始しました。 みなと・大正校、住之江・ 住吉校は定員未達校となり、今後の課題を残しました。
<理事会>:議事(審議事項、報告)の他、ディレクター(以下「DR」と称す)会議等の報告など適宜行っ
た。
第1回:令和6年4月26日 審議
(1) 2023年度事業活動報告、活動決算報告、監査報告 承認
(2) 役員選任承認 承認
(3) 2024年度事業活動方針及び活動予算報告 承認
第2回:令和6年5月10日 審議
(1) 2024年度事業活動方針及び活動予算報告の件
第3回:令和6年7月12日 審議
(1) 2025年度受講生募集について
<報告事項>
・事務局体制について ・危機管理体制について ・ホームページについて ・ハラスメントに
ついて
第4回:令和6年9月6日 審議
(1) 2025年度受講生募集冊子編集の件
<報告事項>
・ふれあい祭について ・修了式について ・ハラスメントについて
第5回:令和6年11月8日 報告事項
① 2025年度募集進捗状況 ②2024年度会計中間報告 ③ふれあい祭について
④ボランティアフェスティバル ⑤2026年度カリキュラム ⑥住居番号通知書について
(1) 事務所移転にかかる承認事項について
(2) 2025年度会議等年間スケジュール
<報告事項>
・修了式受講生出演演目・演技図について ・ホームページの充実、方向性についての
(案)
・2025年度受講生応募状況について
第7回:令和7年3月7日 審議
(1)入学式について
(2)慶弔規程について
(3)表彰規程について
(4)2025年度ディレクター委嘱の件
<報告事項>
・修了式について ・会計報告(決算見通し) ・2025年度受講生応募状況
流動資産 |
15,006 |
流動負債 |
11,761 |
正味資産 |
3,245 |
貸借対照表(単位千円)
流動資産 |
15,006 |
流動負債 |
11,761 |
固定資産 |
0 |
固定負債 |
0 |
繰り延資産 |
0 |
正味財産 |
3,245 |
資産の部計 |
15,006 |
負債・正味財産の部計 |
15,006 |
<校外活動、社会参加活動 等>
中央区民まつり、中央区春の子ども広場、港区民まつり、大正区民まつり、大阪国際女子マラソン、
大阪マラソンなどに多くの受講生がボランティアに参加しました。
第 2 号議案
役員選任承認について(定款第12条、第13条、第15条及び第16条により役員選任)
役員 |
氏 名 |
住 所 |
報酬の有無 |
備考 |
理事 |
蔵光 弥生 |
大阪市天王寺区 |
無 |
新任 |
第 3 号議案
新居合同税理事務所との顧問契約について
税務顧問
法人税、所得税、住民税及び事業税、消費税及び地方消費税、源泉所得税
にかかる申告等及び税務官公署に対する主帳・陳述に関する代理・代行
《税務調査の立会いを含む。》
税務にかかる通常の相談及び助言等
① 税務書類の作成(上記税目にかかる通常生ずる申告書、申請書等の作成)
② 会計顧問(財務書類の作成、会計帳簿の記帳その他財務に関する指導・相談等)
③ 決算書類の作成
④ その他の事項 法定調書、年末調整、給与の源泉徴収票(給与支払報告書)、
事業所税、特別地方消費税、固定資産税等の申告、中間決算
契約期間;4月~翌年3月まで
契約金額;165,000円/年(税込み額) (委嘱事項、契約金額及びその他特徴の変更がない限り契約
を延長する)
第 4 号議案
ボランティア活動保険の加入について
対象者:ディレクター、事務職員、サポーター 計29名
保険料:350円/人・年
第 5号議案
令和7年(2025年)度 事業活動方針
〇はじめに
特定非営利法人 大阪区民カレッジ(以下「OKC」という。)は創設後13年目を迎えました。昨年度には9校となり、全9校を受講された方が4名おられました。
これからも全校を受講され、全校制覇を目指す方が増えるよう、各校で新しい講師の発掘と新鮮なカリキュラムの作成を行い、魅力ある大阪区民カレッジになるよう努めます。
そして、今後も受講生・講師・スタッフの皆様方のご理解と関係各位のご支援・ご協力を頂き、健康でより良いカレッジ生活の運営を行いたいと考えております。
また社会の少子超高齢化とデジタル化が加速する昨今、従来のアナログから新しい生活様式であるデジタル化が各方面に拡大しており、この流れをいかに取り入れ我々高齢者間の情報格差をどのように解消させるかが問われています。
情報格差はOKC内においても受講生・DR・事務所スタッフ間のコミュニケーションの在り方にも変化を与えています。
元気な高齢者が増えている現在、仲間と共に学び実践し、また自らの長年培ってきた知恵や経験、その豊かさを活かせるOKCの重要性は増しています。
そんな中、本年は昨年の課題の内、「新規授業・講師の開拓」「新DRの育成・発掘」を軸に運営すること
とします。
本年度も全校が大阪府シルバーアドバイザー養成校と承認されるよう申請します。
当校の修了生は、地域活動を推進するボランティアとして大阪府内での活動実績を申請することで大阪府知事よりシルバーアドバイザーの認定証が交付されます。カレッジ終了後は地域の社会参加活動にどしどし参加しましょう。
○活動方針(令和7年5月24日現在)
本年は4月から10月まで大阪・関西万博が開催されています。コロナ禍も過ぎ経済活動は平穏化し社会活動も活発化し、地域密着型の区民カレッジの受講希望者は今後増加すると考えられます。
そのため今年度は次年度のカリキュラムがより充実し魅力的なものになるよう授業内容の再検討・再構築や授業の見直しを考えながら進めることとします。また授業の開始に当たっては、従来の検温・手指の消毒・教室の換気を保持し健康第一として互いに安心して活動できるように対応します。
1. 高齢者はコロナに感染すると重症化するリスクが高いと言われています。従来どおりの感染対策を今しばらくは継続します。また、お互いが思いやり、心使いを大切にし、安心して活動できるよう努めます。
2. 令和7年度の応募者総数は9校で493名でしたが申込者が人気校に集中し、住之江・住吉校、みなと・大正校の2校が未達校となり、合計352名の方がご入学されました。この未達2校について次年度にはNPO法人として社会の要請に応えるべく、受講生を増やすよう努めます。
3. 講義日数は昨年度同様24日です。状況により休講やカリキュラムの変更もありえる為、事務所スタッフ・講師共々、変化に対応出来るよう努めます。
4. 人材育成と財務の健全化はどの組織でも必須要件です。ボランティア活動における成長を通じ、次期を託す人材の発掘・育成に努めます。
5. 予想外の出費を念頭に、スタッフ・DR・受講生及び会員に経費の節減協力を求めます。
6. コーダイグループで連携し、情報交換を行い交流の活発化に努めます。
○教務部
1.社会環境の大きな変換期を迎え、カレッジへの社会的期待の高まりに応えるために、ニーズを適切に深堀し、魅力的な意義あるカリキュラム内容を構築するとともに学習環境の向上に努めます。
2.DR会議や役割担当者会議などを適宜開催することにより学校間の情報を共有し、クラス運営の課題等の解決、運営の効率的な標準化そしてレベルアップを図ります。
3.カリキュラム委員会と募集委員会を一つにし、社会の方向性の先取りと、受講生にとって必要かつ価値あるカリキュラムを提供し、受講生とのコミュニケーションを活発におこないつつ興味と魅力あるカリキュラム・魅力ある募集要項の提供に努めます。
4.新規DRや新規講師の発掘・採用によりカレッジの一層の活性化を図ります。
5.校外活動、社会参加活動は安心・安全を第一として積極的に取り組むとともに受講生の自主性を醸成してまいります。
6.DR研修会を適宜開催し、クラス運営と講座の充実を図ります。
7.「ふれあい祭り(合同)」を11月17日に計画し、自主的に活躍できる受講生の増加を目指すとともに受講生間の楽しい交流を図ります。
○総括部
1.SDGs推進の中、業務の見直しと標準化を進め、無駄を省くことを通じコスト意識を高め、財務の健全運営を図ります。 *受講生名札ケースの再利用を促します。
2.事務資料のデジタル化を図り、事務作業の効率化を推進します。
3.大阪区民カレッジの理解・認識を広め、正会員、賛助会員を募り、財務の強化につとめます。
□カリキュラム&募集委員会
1.カリキュラムは社会の変化に即した情報収集を進め、受講生とのコミュニケーションを深めて主となる内容を設定します。
2.受講生の主体的に学ぶ姿勢を高め、まち歩き・地域の歴史文化に造詣の深い講師の発掘をおこない、地域との密着した講座となるよう努めます。
3.募集業務の効率化を図るため、昨年からホームページからの応募には自動返信機能を持たせています。SDGs推進の観点からもペーパーレスに努めデジタル化に努めます。
4.アンケート等による応募動機を把握し、募集要項を読むことで期待感を高めるよう取り組みます。
5.受講生の募集についてはホームページからの応募が増加しているため、ホームページを活用した募集情報・募集状況報告を迅速に提供し、情報化に対応します。
6.募集冊子(要項)をビジュアル化し印象深い募集冊子にします。
*募集冊子に大阪区民カレッジの年間行事のページを設け、年間活動内容を把握できるようにします。
*各校カリキュラム欄に各校の特徴を掲載し、アピールしていきます。
7. 募集冊子の配架個所・印刷数を見直し経費の低減を図ります。
8. 募集冊子は9月中旬までに作成し配布。10月から募集を開始します。
□広報委員会
1.大阪区民カレッジの活動内容をタイムリーに情報発信し、大阪区民カレッジを市民・府民に広めていきます。
2.受講生募集ではホームページからの応募者数が30%を超えてきており、ホームページの自動返信のシステムを整理し、迅速な募集を展開させていきます。
3.大阪市の各区広報誌に募集案内の掲載を依頼し、大阪区民カレッジを広めていきます。
(大阪府下からも多くの方が区民カレッジに応募されているのを踏まえ近隣市広報誌に募集案内の掲載依頼を行います。)
4.ホームページをスマートフォンで見やすいデザイン構成にしていきます。
5.休止していた大阪区民カレッジ各校の活動を掲載し、大阪区民カレッジの魅力を発信します。
□シルバーアドバイザー(SA)の養成、資格取得(認定証)者数増に努めます。
1. SAの累計取得者は約330名です。活動実績などのアンケート結果を分析し、情報の共有化を図り、地域参加活動の連携を進めます。
2. SAの趣旨の理解を深めるため、各校への説明活動を進めます。
3.コーダイ、大阪府民カレッジとともにボランティアフェスティバルを企画し、認定書授与式を含めボランティア活動に参加することへの意欲を高めます。また、SA取得者の活動実態調査をおこない、連携を深めます。
○企画部
1. 地域、社会の期待に応じるべく、社会参加活動を推進します。
*2025年大阪・関西万博が開催され、コーダイグループ・大阪府民カレッジとともに大阪府の主催する大阪ヘルスケアアパビリオンに参加します。
*区民祭りや区民センター主催のイベントに受講生と事務局が一体となって積極的に参加します。
*姉妹校のコーダイ行事。(健康まつり、フェスタ、子ども科学フェスティバルなど)
*区や社会福祉協議会・コミュニティ協会主催の各行事に参加します。
2.地域密着型カレッジの市場調査をおこない、新しいカレッジ校の開設を模索します。
2025年度事業活動予算書
経常収益 11,866 千円
経常費用 11,223 千円
当期正味財産増減額 643 千円